電気グルーヴ「モノノケダンス」チープでイカれたゲキメーションMV

電気グルーヴの13枚目のシングルで『墓場鬼太郎』のオープニング主題歌にもなった「モノノケダンス」のMV。

制作はバカドリルとかの天久聖一
切絵のストップモーションで作成された超アナログのゲキメーションって手法。

初めてみた時、映画監督の宇治茶氏の2013年の文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で優秀賞をとった『燃える仏像人間』とめっちゃ似てるなと思ったけど、
こっちが先なんやね。宇治茶氏も影響を受けたって言ってるし。

てゆーか調べたらゲキメーションって一番古いのは1976年の楳図かずお原作の『妖怪伝 猫目小僧』のアニメが初出らしいし、
それ以前にも1967年の大島渚監督で白土三平の原作の『忍者武芸帳』の劇画シネマとか、
手塚治虫率いる虫プロダクションの静止画でアニメを作るの1973年の『哀しみのベラドンナ』とかもあったから、
こいつは日本アニメ史の過渡期に生まれた表現方法の一つってことなんすね。

1973年のフランスアニメの『ファンタスティック・プラネット』も最初は切り絵使い回しのコマどりアニメを想定していたらしいし、(これはチェコ人スタッフたちから猛反対を食らってほぼ全コマ作った。)
最初はゲキメーション的なのをイメージしてたのかな。

そう考えるとなかなか趣深い。

んでストーリーは
チャラい男女が森の奥で百鬼夜行に出会い、そのままモノノケたちの盆踊り大会に巻き込まれていくってやつやねんけど、
ピエール瀧っぽいのがパンツとか被ってるし、石野卓球風の猫人間がDJしてるしでめちゃめちゃおもろい。
オチがすごい好き。
チープでイカれてる。でも曲はかっこいい。

どちらかといえば勧善懲悪気味の今までの鬼太郎アニメになれ親しんだ身としては、
アニメ『墓場鬼太郎』も含め、このMVのオチでも”救いがある事は当たり前ではない。”
と気付かされ、ハッとしましたね。
衝撃を受けたというか。

でもよくよく考えるとホラーものって案外救いないし理不尽やしで、当時は大袈裟に考えすぎてた気がするな。
あの頃は多分感受性が豊かな時やったんやろね。

関係ないけど、電気グルーヴがテーマ曲の依頼を受けた時
どうせ俺らはエンディングやろ、と思い込んでたらバチバチオープニングに使われたってのも好き。

動画詳細

楽曲名
モノノケダンス
アーティスト
電気グルーヴ
動画公開日
2013.04.18
チャンネル
電気グルーヴ OFFICIAL YOUTUBE CHANNEL
YTカテゴリ
音楽
楽曲リリース
2008.02.14

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