夢と現実の狭間 Hiatus KaiyoteのTiny Desk (Home) Concert | ライブ紹介
コロナ禍で各アーティストがそれぞれのスタジオから演奏する形となったTiny Desk Concertならぬ、
Tiny Desk (Home) Concertに登場したHiatus Kaiyote。
そのライブセットは、彼らの独創的な音楽とビジュアルが存分に発揮されたものになっていた。
Hiatus Kaiyoteは、楽曲の素晴らしさはもちろん、アートワークの世界観が超好き。
最初に惹かれたのは音楽ではなく、「なにこのジャケット!」というアートワークの衝撃だった。
その後、全く別の場面で「この曲めっちゃいい!」と感じ、
結果的に同じアーティスト【Hiatus Kaiyote】にたどり着いたときの驚きは忘れられない。
このTiny Desk (Home) Concertのセットも、彼ららしいサイケデリックな世界観が広がっていて
不思議な生き物たちが蠢くビジュアルは、まるで異世界への入り口のよう。
このセットのアイデアは、フロントウーマンNai Palmの発想から生まれたらしい。
彼女曰く、「家にある思い出の品々で飾ることの素晴らしさは、演奏するのがとても心地よく感じること」。
確かに、それぞれのメンバーの部屋がひとつに溶け合うようなデザインになっている。
最初に観たときは、「これはナイトメア(悪夢)なのか?」と思ったほど、混沌とした雰囲気に圧倒された。
でも、演奏が進むにつれ、その印象は変わっていきました。
音が重なり、リズムが刻まれるうちに、
子供の頃に見た夢の中に迷い込んだような感覚が蘇ってきました。
扉を開けると、そこは友達の部屋に繋がっていて、
夢の中でしか会えない、不思議な生き物たちがいる。
そんな遠い記憶の中の世界が、目の前に広がっていました。
最初は奇妙に思えたこの空間も、いつの間にか心地よくなり、
「この夢が覚めなければいいのに」
そう思うほど引き込まれている自分がいました。
Hiatus Kaiyoteのこのライブは、ただのライブパフォーマンスではなく、
一つの作品として確かにそこに存在していました。
[SET LIST]
"Sip Into Something Soft"
"Rose Water"
"And We Go Gentle"
"Get Sun"
"Blood And Marrow"
[member]
Nai Palm - Vocals, Guitar
Paul Bender - Bass
Simon Mavin - Keys
Perrin Moss - Drums, Percussion, Vibraphone
Alejandro 'Silentjay' Abapo - Vocals, Keys
Laura Christoforidis - Vocals
Jace Excell - Vocals
動画詳細
Hiatus Kaiyote – ‘And We Go Gentle’ (Official Audio)
2021.06.25
Hiatus Kaiyote: The World It Softly Lulls
2015.01.14
Hiatus Kaiyote – ‘Chivalry Is Not Dead’ (Official Video)
2021.10.04
Hiatus Kaiyote – By Fire (Live Alive on Fuse TV) (Live Alive on Fuse TV)
2016.05.09
Hiatus Kaiyote – ‘Sparkle Tape Break Up’ (Official Audio)
2021.06.25
Hiatus Kaiyote – ‘Red Room’ (Official Video)
2021.04.27
Hiatus Kaiyote – The Lung
2015.05.05
Hiatus Kaiyote – ‘Telescope’ (Official Audio)
2024.05.02
Hiatus Kaiyote – Nakamarra (Official Video)
2023.11.09
Hiatus Kaiyote – Breathing Underwater (Pseudo Video)
2015.03.10