54-71「life」|PANTAがMCの『FACTORY』ヒリつくアングラ感

多分フジテレビの『FACTORY』って番組で
頭脳警察PANTA司会で54-71が出演した動画。

楽曲は「life」

ヒリつく様なアングラ感。ポップさ皆無。
なんつーかすごい番組。
いや時代かしらん。

まあこの時代は’アングラ’てのもいわゆるサブカルとしてのある種のポップさの要素の一つであったような気がします。
SNSも今ほどじゃない時代はテレビでもこのようなアングラな世界もスポットライトを当て紹介していました。
アングラなものが“見せる”存在として認識されていたような気がします。
夜中の番組やけど。むしろ夜中やからかな。

これはテレビ側にもこのようなサブカルをある意味で“ポップ”な要素として
発信する意義と言うか信条みたいななのがあったんかもしれません。

けれどSNSの登場により、各シーンが独自に情報を発信し、リアルタイムでシーンの動きが可視化されるようになったためのそのシーンの結束などは強まった反面、新しくシーンを見つけることが難しくなったのかも。いや見つけようと思えば見つけられるけど、テレビのような受動的に垂れ流されることは減ったのかな。

それでもインフルエンサーなどの各方面に影響力がある人に拾われることで一気に拡散して多くの人の目に触れることになるけど、その人の拡散の爆発力が強ければ強いほど次の新しい話題がすぐ出て、前のやつはすぐに消えてしまうようになってしまいますね。彼らは常に新しいことを発信していくから。

いや移り変わり云々は、テレビでも同じか。

テレビ側も自らインフルエンサーたらんとしてより華やかなもの、
派手なものを紹介したり、絵になるものを発信していくので、
これは時代の流れとは違うがぜひ紹介していきたいってものが少なくなってきているんやろうなあと思います。
金がかかるし、かかってる分だけテレビの方が責任感を持って“推し切ろう”と。
でも今は、かけた金がペイできないものは強く推せない。

でもこういうのって2000年代にはすで中島らものエッセイとかで’昔はもっとめちゃめちゃにできた’とか言っていたことなので、この辺りはいつの時代もそうなのでしょうね。

まあ私は知らないだけで盛り上がるところは盛り上がってるでしょうし、
今の時代が良くないとは思わないですし、どっちにしろどんなシーンでも自分で探さなければ見つかりませんしね。
逆にいえば今のSNSがあるからこそピンポイントで深く潜って行けるわけで。その分抜け出しにくさもあるんやけど。

前時代は広い穴が用意されてて、そこから各自で降りいってたり、掘っていってたのに対し、
今はものすごい深い縦穴が点在してるって感じでしょうか。気が付いたら落ちてたみたいな。



ちなみに後半にPANTAさんとのトークがちょっとだけあります。

動画詳細

楽曲名
life
アーティスト
54-71
動画公開日
2020.05.02
program
FACTORY
チャンネル
Eastland
YTカテゴリ
音楽

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