Ginger Root「Loneliness」“逃げたアイドル”竹口希美子が辞めなかった世界線

Ginger Rootの ”アイドルの曲を作ったけど、そのアイドルが逃げちゃって、代わりにアイドルデビューしちゃいました。” シリーズ。
この動画は、その”逃げたアイドル” 竹口希美子がもし辞めなかった世界線でのライブ映像。

もともとこのシリーズは、Ginger Rootが「架空の80年代日本のアイドルのために楽曲提供する」というコンセプトで始まったもの。
しかし、そのアイドル（竹口希美子）が突然逃げてしまい、結局Ginger Root本人が代わりにデビューするというストーリーが展開されていった。
MVやアートワークも含めて、架空の昭和・平成アイドル文化を再構築するようなスタイルが話題になり、シリーズは一種の完結を迎えていた。

この時代のアイドルって詳しくないんやけど、話題になってた昔のcitypop感と現代のファンク要素が加わって楽曲的にもすごく好きなシリーズでした。

しかし今回公開されたこのライブ動画は、”もし竹口希美子が逃げなかったら？” というパラレルワールドを描いたもの。
実際にアイドルとしてステージに立ち、パフォーマンスする竹口希美子。
その姿は、これまでのストーリーを追ってきた人にとっては、まさに「もうひとつの結末」。

ちなみに、竹口希美子を演じているのは、日本のミュージシャンアマイワナさん。
シリーズの中で度々登場していた彼女が、ついに主役としてライブをすることになったのも感慨深い。

この動画をもって、どうやらこのシリーズは完結したらしい。
といっても今度はGinger Rootが独立して新会社を作るシリーズにつながっていくんやけども。

こういう”もしも”の世界線を見せてくれたりするGinger Rootは楽曲とは別に楽しみ。